ケア相談

	認知症の親が夕方になると家に帰りたがります
	否定はせず、気をそらす方法はどうでしょうか… 例えば… 「お茶を一杯飲んでから帰りましょう」 「帰る前にお手洗いへ行っておきましょう」と誘ったり、「もう日が暮れるので、明日帰りましょう」と提案をしたりしてみましょう。
	同じことを何度も言う
	記憶障害や見当識障害によるものです。 「何か大事なことを忘れているかも…」と不安になり、何度も確認せずにはいられないのではないでしょうか？ 焦ったり、混乱してしまったりしている状態ですので、一度にたくさんのことを伝えずに、メモに記しながら一つひとつ話すことで理解しやすくなる場合があります。
	徘徊の理由はなに？困っています
	徘徊は目的無く歩き回っているわけではなく、何らかの動機があると言われています。

・記憶力の低下

家を出る前にあった目的を途中で忘れてしまい、どこに向かっているかわからなくなってしまう

・居場所がわからない

どこにいるかわからなくなり、不安で動きまわってしまう
なかなか難しいことですが「怒らない、教え込まない」ことがポイントです。理由を問いかけても明確な答えが返ってくるとは限りませんが、話を聴き気持ちに共感し寄り添ってみましょう。本人の気持ちがわかれば原因を取り除いてさしあげることができるかもしれません。

	認知症は回復しますか？
	病気の進行には個人差がありますが、ゆっくりと進行していきます。現在の医療ではまだ治すことはできませんが、発見が早ければ早いほど、進行を遅らせることができます。

認知症は早く気づいて対応することで、その後の症状の進行にも大きく影響していきます。

認知症の兆候が見られ不安に感じた時… いざ本人や家族が認知症と診断を受けた時… あるいは認知症介護に疲れてしまった時… なかなか人には相談しにくいものです。
しかし、一人で悩んでいても何も解決しません。
思い切って相談することで「自分は1人ではない」と知ることが重要です。一人で抱え込まず、悩みを思う存分話してください。
介護福祉士・社会福祉士の資格を持ったチームオレンジコーディネーターが、アドバイスを取り入れながら、丁寧にご相談に応じます。
※ 認知症は100人100様と言われています。
Q&Aの事例・症状はあくまでもひとつの事例です。

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